ぽてまよ
何事にも動じずちょっとクール過ぎる男子中学生・森山素直は、ある日突然冷蔵庫の中から現れた不思議生命体と出遭う。
「ほにほに」と鳴く2頭身のその生物に、素直は朝ごはんの『ポテトマヨネーズ』のパンから『ぽてまよ』と名付けとりあえず学校へ連れて行く。
こうして2人(1人と1匹・・・?)のちょっぴり奇妙でのほほんとした生活が始まった。
4コマ漫画が原作の本作は、作品全体に漂うなんとも『ほわーん』とした空気が魅力。
素直の同級生で、人形のような可愛い外見だが常に他人の痛いところを突きまくる春日乃ねねや、男子なのにチアリーディング部でスカートを履いて踊っている桐原無道や、そんな無道に恋心(と性欲)を感じている男友達の初芝薫など、かわいらしいキャラクターデザインの割りに、登場人物たちは毒舌だったり変態だったりと皆キャラが濃い。
ぽてまよと、もう1匹の不思議生命体『ぐちゅ子』も、愛らしい外見や動きとは裏腹に腹黒い面やバイオレンスな面も見え隠れする。
しかし、そんなキャラクターたちの特殊さも『ほわーん』とした世界観に包まれると『個性的だなぁ』と受け入れてしまえるのが不思議なところ。
物語後半は、素直の過去や父親との齟齬など少しシリアスな展開も。
ぽてまよとの出会いによって、クールな素直やその周りが徐々に変化していく。
基本はギャグタッチな物語だが、その『変化』に見る者の心が温かく優しくなれる作品だ。